終わらない森創り
森林所在地
北海道内31市町村
森林所有者
港エステート株式会社
認定対象面積
4,942.47ha
港エステート株式会社は三井不動産株式会社の100%子会社であり、平成16年に北海道の森林を取得している。
社有林は、道内31市町村に分布しており、70団地の山林が毎年の事業計画に基づいて各森林組合へ施業委託し、事業を実施している。
港エステートでは北海道旭川市に旭川出張所を設け職員3名を配置し、北海道の社有林全般にわたり毎年造林事業の現地検査、作業路の巡視等を行っている。保育事業、伐採搬出事業等については各市町村の管轄する森林組合への委託事業により、森林管理を実行している。又、全ての山林について森林経営計画を策定しており社有林の計画的な施業を行っている。フォレストック認定対象森林面積は4942.47haであり、人工林率は約61.1%である。人工林のうち、針葉樹はトドマツ:2,067.18ha、アカエゾマツ:568.76ha、カラマツ:228.21haであり、天然林は1,774.99ha存在する。
人工林全体の面積(3,023.18 ha)のうち、主要樹種であるカラマツ・トドマツ・アカエゾマツはそれぞれ、7.5%、68.3%、18.8%を占める。カラマツは、1齢級から4齢級で51.8%、10齢級以上が48.2%を占める。トドマツは、1齢級から4齢級で11.3%、7齢級以上が89.7%を占める。カラマツ・トドマツに関しては5齢級から6齢級の森林が存在しないが、1齢級から3齢級までの森林が存在しており、森林の平準化が進められている。
現在は毎年20haから50haの主伐および100から300haの間伐施業が行われており、高齢の人工林と若齢の人工林が維持されるよう計画されている。
皆伐は極力5ha以内に抑えているが、成長が遅く標準伐期が長い樹種が残っている。
広範囲にわたり景観レベルで上記の多様性が維持されている。
現地調査ではアカショウビンやウグイス、キビタキなどの野鳥の鳴き声が数多く確認された。林縁部の広葉樹や、林内の亜低木も野鳥のハビタットとなっており鳥類等野生動物は標準的である。
道内の内陸部においては針葉樹を中心とした林分景観を形成している。
よく間伐がなされている林分では樹冠に適度な空間が確保されていた。
林齢の高いトウヒ林では林床に多くの日光が入り草本群落が発達していた。
土壌は主に表層が黒ボク土でありその下層に黄色粘土がみられた。
全体的に林床がササに覆われている調査個所が多くみられた。
渓流の河畔帯植生が良好に維持されており、十分な日光が届いていた。
根張がよい立木。間伐が進んでいる箇所では胸高直径も大きかった。
哺乳類の痕跡も多くみられた。エゾシカによる大きな食害はみられなかった。
2023.01.01~2027.12.31
2022.11.30
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